中村による結晶化
中村による晶析は、冷却中の非等温晶析動力学に対する結晶成長モデルである。
中村式は、冷却中の非等温動力学が等温Avrami核生成の一連の無限小ステップを用いて説明できるという仮定の下で、等温Avrami核生成の積分形として見出された。
一般に、結晶化速度は2つの関数の積として書くことができ、最初の関数f(α)は結晶化度αに依存し、2番目の関数K(T)は温度に依存する。

f(α)はAvrami核生成による反応タイプであり、次元はnである。
f(α)=n*(1-α)*[-ln(1-α)](n-1)/n (2)
温度依存性K(T)が既知であれば、冷却速度βに対して結晶化度αは中村の式に従って求めることができる:

今日では、K(T)の解析的依存性については、ホフマン・ラウリッツェン理論が用いられている。
参考
中村和彦,渡辺恒雄,片山和彦,天野哲夫,高分子の非等温結晶化の諸相-第1部:結晶化温度,結晶化度と冷却条件の関係,応用高分子科学,第16巻,1077-1091頁,1972年
